土木の日見学会で阪南岬トンネルにはいってみた。 [おとなの社会見学]
土木の日記念イベントの第2弾は土木学会関西支部の企画した「山の中と海の上で体験しよう土木の世界!」第二阪和国道阪南岬トンネル工事現場と関西国際空港の2期空港島を見学してきたぞ。
まずは阪南岬トンネル。
阪南岬トンネルは大阪と和歌山を結ぶ第二阪和道の箱ノ浦ランプと淡輪ランプの間に建設中のトンネル。NATM(ナトム)工法と呼ばれる作り方でトンネルを掘っている。
(NATMとはNew Austria Tunnelling Methodのことでオーストリア流 新トンネル理論って感じか?)
現場では大豊建設さんが案内をしてくれた。
大豊建設は地震で崩落したあの東名高速を3日で復旧させた会社である。頼もしいぞ。
阪南岬トンネルの抗口

トンネルの抗口には化粧木と呼ばれる木が飾られてる。
なんのためかというとトンネル工事での安全・無事故の祈願。山の神は女性といわれていて,山に穴をボコボコ掘って女神様を怒らせないように鎮めるために飾っている。独特のスタイルは伊勢神宮御本殿の屋根の飾り木を模倣しているようだ。

防音扉を二重にして発破のときの爆音を防いでいる。

トンネル内で阪南岬トンネル作り方の説明を受ける。
掘る→滑らかにする→支える→ロックボルトでとめる→コンクリートで整えるの作業を一日に3、4回して4mくらい進むそうだ。

作業台車がずらりとならぶ。

ドリルジャンボ
NATM工法でダイナマイトの穴を掘り,ロックボルトを打ち込むエース機。
MATRIXにでてくるメカのような出立ち。

集塵機
トンネル内の塵や埃をキレイにしてくれる車型巨大空気清浄機。

電源台車
6600kvの高圧電圧を降圧してドリルジャンドボなどの重機へ送る。
つまりコイツがいないとメカ達は動けなくて仕事にならない。

コンクリート吹き付け機
壁面にコンクリートを吹き付ける機械。このメカでトンネルを仕上げるのだ。

吹き付けのデモンストレーションでオペレータが器用にノズルを動かす。
象さんの鼻のような動きでトンネル壁面にコンクリートを吹き付けるようだ。

これが操縦桿。
このシンプルなレバーでさっきの象さんの鼻レベルの動きをするには卓越した職人の技が必要なのだ。

切羽。せっぱでなくてきりはと読む。
土木用語でトンネル掘削の最先端箇所のこと。

赤と青のピンがロックボルト。(色の違いの意味は聞き忘れた)
ロックボルトは山に突き刺して支える鋼鉄の棒で長さは6mもあるぞ。

トンネルの内部を見学した後は外で土木クイズ。
全三問だったけどかなりの正解率。みんな説明をよく聞いている。
写真はお土産で貰ったトンネルの石。貫通石と同じ石で効果も期待できる代物。
気になる効果は「願いを貫くことができる」そうだ。

重機のアクロバットショーを見せてくれた。
ダンプの足下をよーく見てくれ。小さいタイヤで持ち上がってるだろ?
これは狭いトンネルで旋回するための機構でUターンするスペースがなくてもOKなのだ。オレの車にも欲しいぞ。
重機にVOLVOって書いてあるけどあのボルボか?

おーおーおー。どこまで持ち上がるんだよ!

ショベルカーは横に土砂を流し込める。
颯爽と土砂をすくってダンプに積み込む姿はシュッとしてるぜ。

これは全然アクロバットでなくてふつーなんだそうだ。
写真はコンクリート手作りセット。砂とセメント,水を混ぜて作る。
子ども達が一生懸命にこねていいコンクリートができた。

道路を防音壁が囲っているが判る。
民家がすぐ近くにあるためにダンプなどの騒音を防ぐために設置してある。

今日は人が歩いているだけなので静か。
道路は意外にもとてもキレイにしてあり周囲に配慮して工事をしているのが判る。

トンネルを抜けた先にあるトンネルの上にも化粧木が。

阪南岬トンネルでは,工事真っ最中の生の現場を見せてもらえた。
なかなか見れない重機や切羽を見れたりと貴重な見学だった。
大豊建設さんどうもありがとう。
関西空港見学編に続くぞ。
まずは阪南岬トンネル。
阪南岬トンネルは大阪と和歌山を結ぶ第二阪和道の箱ノ浦ランプと淡輪ランプの間に建設中のトンネル。NATM(ナトム)工法と呼ばれる作り方でトンネルを掘っている。
(NATMとはNew Austria Tunnelling Methodのことでオーストリア流 新トンネル理論って感じか?)
現場では大豊建設さんが案内をしてくれた。
大豊建設は地震で崩落したあの東名高速を3日で復旧させた会社である。頼もしいぞ。
阪南岬トンネルの抗口

トンネルの抗口には化粧木と呼ばれる木が飾られてる。
なんのためかというとトンネル工事での安全・無事故の祈願。山の神は女性といわれていて,山に穴をボコボコ掘って女神様を怒らせないように鎮めるために飾っている。独特のスタイルは伊勢神宮御本殿の屋根の飾り木を模倣しているようだ。

防音扉を二重にして発破のときの爆音を防いでいる。

トンネル内で阪南岬トンネル作り方の説明を受ける。
掘る→滑らかにする→支える→ロックボルトでとめる→コンクリートで整えるの作業を一日に3、4回して4mくらい進むそうだ。

作業台車がずらりとならぶ。

ドリルジャンボ
NATM工法でダイナマイトの穴を掘り,ロックボルトを打ち込むエース機。
MATRIXにでてくるメカのような出立ち。

集塵機
トンネル内の塵や埃をキレイにしてくれる車型巨大空気清浄機。

電源台車
6600kvの高圧電圧を降圧してドリルジャンドボなどの重機へ送る。
つまりコイツがいないとメカ達は動けなくて仕事にならない。

コンクリート吹き付け機
壁面にコンクリートを吹き付ける機械。このメカでトンネルを仕上げるのだ。

吹き付けのデモンストレーションでオペレータが器用にノズルを動かす。
象さんの鼻のような動きでトンネル壁面にコンクリートを吹き付けるようだ。

これが操縦桿。
このシンプルなレバーでさっきの象さんの鼻レベルの動きをするには卓越した職人の技が必要なのだ。

切羽。せっぱでなくてきりはと読む。
土木用語でトンネル掘削の最先端箇所のこと。

赤と青のピンがロックボルト。(色の違いの意味は聞き忘れた)
ロックボルトは山に突き刺して支える鋼鉄の棒で長さは6mもあるぞ。

トンネルの内部を見学した後は外で土木クイズ。
全三問だったけどかなりの正解率。みんな説明をよく聞いている。
写真はお土産で貰ったトンネルの石。貫通石と同じ石で効果も期待できる代物。
気になる効果は「願いを貫くことができる」そうだ。

重機のアクロバットショーを見せてくれた。
ダンプの足下をよーく見てくれ。小さいタイヤで持ち上がってるだろ?
これは狭いトンネルで旋回するための機構でUターンするスペースがなくてもOKなのだ。オレの車にも欲しいぞ。
重機にVOLVOって書いてあるけどあのボルボか?

おーおーおー。どこまで持ち上がるんだよ!

ショベルカーは横に土砂を流し込める。
颯爽と土砂をすくってダンプに積み込む姿はシュッとしてるぜ。

これは全然アクロバットでなくてふつーなんだそうだ。
写真はコンクリート手作りセット。砂とセメント,水を混ぜて作る。
子ども達が一生懸命にこねていいコンクリートができた。

道路を防音壁が囲っているが判る。
民家がすぐ近くにあるためにダンプなどの騒音を防ぐために設置してある。

今日は人が歩いているだけなので静か。
道路は意外にもとてもキレイにしてあり周囲に配慮して工事をしているのが判る。

トンネルを抜けた先にあるトンネルの上にも化粧木が。

阪南岬トンネルでは,工事真っ最中の生の現場を見せてもらえた。
なかなか見れない重機や切羽を見れたりと貴重な見学だった。
大豊建設さんどうもありがとう。
関西空港見学編に続くぞ。